土曜の丑の日

今年の土用の丑の日のスーパーの売り場の様子をニュースでやっていました。産地偽装問題が発覚して中国産うなぎの人気が無くて輸入業者さんも大変そうです。

まじめにやっている業者も一緒に思われてしまい売り上げダウンも覚悟しなければいけません。輸入業者の立場として同情します。

元々は輸入したうなぎに使用禁止薬物が検出された為販売できなくなってしまった事が原因のようです。廃棄処分で数億円の損益を出して中小企業はとてもやっていけません。

中国の食品貿易商の人の話ですが最近日本向けの食品の商談に行くと相手も嫌がっているそうです。検査が厳しくて検査に引っかかったしまえば他の国へ輸出している商品にも影響してくるのでやりたがらなくなっているのだそうです。

日本の消費者は中国産を買いたがらない、中国の生産者は日本向けを作りたがらない。意見は一致しているのですが、日本の食料自給率は40%無いそうです。日本で作っていくしかありませんが農業はこれまた日本人がやりたがりません。

とりあえず食料の廃棄処分率を下げていくしか方法はありません。スーパーの棚も満タンにしなければいけないのでしょうか。少し足りないくらいでいいのではないでしょうか。安全を求めるならそれないのコストを支払う覚悟も必要です。

BSE問題でアメリカ地元のニュースインタビューで、でっかいハンバーガーを食べていたアメリカ人が、BSEかもしれないハンバーガーを食べて平気ですかと聞かれ、答えはずっと前から食べていて平気だし、これを食べるしか生きていく方法は無いと言っていました。

安全もまたコストが必要だという事でしょう。貧乏人は少々ヤバイのでも仕方が無いという事なのでしょう。

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