本日は少し仕事に関係あることです。昨日のモーニングサテライトでオバマ夫人のミシェルさんご愛用のニナリッチのカーディガンに使用されているのは日本の山形県のある佐藤繊維さ作っているという話題でした。
佐藤繊維によると、使用されたニット糸は南アフリカ産の希少なモヘアを原料にした「Fuuga」。44番(原料1キログラムで長さ4400メートル)の細 い特殊な糸で、染め付けをしてニナ・リッチ社に納めていた。佐藤繊維は、イタリアで開催された世界最大規模のニット素材展示会「ピッティ・フィラティ」に 一昨年、昨年と出展。蓄積したノウハウを生かし、集めた古い紡績機を駆使するなどして、従来の半分以下の細さのモヘア糸を生産して、欧米のデザイナーズブ ランドなどに注目され、高い評価を受けた。
という記事が載っていました。
私が注目したのは日本の中小企業が日本の展示会ではなくイタリアの展示会へ出展したことです。この時のことをインタビューで佐藤社長は「ブースに座ってい ると名刺を差し出され名前を読んでみたらグッチと書いてあった」そうです。そこで「後ろの席の夫人に誇らしげに名刺をかざすと夫人は顔を横に振るので覗き 込むと相手の名刺にはニナリッチと書いてあった」そうです。
日本国内では研究熱心な人が多く何事にもグローバルスタンダードからハズレがちなのですが、中小企業の場合はそんなに数を売らなくて良いのですからガラパゴス化しても良いと思います。
大企業の場合は企業を支えるために世界中のより多くの人達が買えるようにグロバルスタンダードに沿った製品を開発しなければいけません。
そこでTV通販で佐藤繊維が自社製品を販売したところ30分で1000万円分の製品が完売したそうですが、どんな製品なのか探そうと検索しましたがHPが出てきません。
ここまで有名になればブランディングがすでに出来ています。お客様へ直接販売する方法を模索していいではないかと思いました。
今後は本来のメーカーが直接お客様と結びつき、お客様の声を聞いて意見を反映させながら改善して販売していくことが多くなるのではないでしょうか。
そういう意味でもHPを活用した販売がふさわしいと思います。