昨日の東京株式市場の日経平均株価の終値は、前日比1143円28銭安の1万4483円98銭と前日からの下落幅としては「ITバブル」が崩壊した2000年4月以来、13年1カ月ぶりの急落を記録しました。長期金利の上昇、中国の景況感が悪化したことが引き金になってしまったようですが、皆が内心本当に景気が良くなっていると思っているのか、という不安感があるのではないでしょうか。
ただ単に「アベノミクス=資産バブル」となっているだけではないでしょうか。貿易収支は依然として赤字が増え続けています、エネルギー輸入量が増えただけではありません。確実に食料をはじめ輸入品が高くなっています。一番おかしいのは数量ベースでの輸出数量は依然として減っているそうです。単純に為替差益だけで大企業が利益を出しています。数量ベースで輸出が増えないと下請けの中小企業まで仕事が廻って来ません。
大企業だよりの経済成長、経済革新はもうありえないのではないでしょうか。中小企業も待っているだけでは死に絶えてしまいます。原点に戻り今何をすべきかを考えなおさなければいけません。