軍手の手首部分のゴム糸について【軍手に関する豆知識】

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こんにちは!

今回の「軍手に関する豆知識」も皆様があまり意識していないかもしれない軍手のある部分、

手首をほどよく締め付ける「ゴム糸」を挿入した部分について簡単に解説を致します!

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今回は軍手の手首、波々になっている部分に注目をしてみようと思います。

軍手を生産する機械では基本的には1パターンの編み方しか出来ません。

先日「軍手の表裏、編目について」でも紹介をしました「天竺編み」です。

 

例えばセーターの袖口はゴム糸が入っていませんが窄まっていますよね?(リブ編み)

軍手など安価な手袋を生産する機械ではああいったことは不可能になります。

手袋編機の天竺編みはプレーンな編み方ですので幅を縮めるような器用な編み方が出来ないのです。

とは言うもののそのまま天竺編みでは手首がゆるゆるになってしまいます。

そこで軍手用手袋編み機では「ゴム糸」を挿入して手首をゆるく締め付けるようにしているのです。

ゴム糸は軽く挿入、要は編み目に引っ掛けられているだけですので(編み目としては編まれていない)軍手の表面には出て来ません。

また一般的に白い軍手には白いゴム糸を使われているのでほとんど目立たないようになっています。

軍手を裏返して見てみますと(度々裏返して頂いてすみません!)

妙に太くて伸縮する糸が入っているのをお分かり頂けますでしょうか。

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7ゲージ軍手ですとこんなに太いゴム糸が入っています。ですが同色なのでほとんど目立ちませんよね。

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分かりやすいようにこちらは綿カラー手袋(レッド)です。手袋の色とは全く違う色のゴム糸ですが表面には出てきておりません。

「ゴム糸」は使い勝手の良い軍手の形を形成するため無くてはならない名脇役なんですね。

ちなみにゴム糸が入っていない昔ながらの軍手は「カフス軍手」といいまして現在では珍しいものになっています。(当社ではお取り扱いが御座いません…)

 

軍手に関する豆知識

軍手工房.com

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