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軍手の手首部分のゴム糸について2【軍手に関する豆知識】

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こんにちは!

前回は軍手の手首部分の「ゴム糸」についてお話しましたが今回はもう一点、ちょっと小ネタ的な部分になります。

実は軍手の手首部分にはゴム糸と合わせてもうひとつ入っているものがあるのです。

そうそれは…

IMG_5888

輪ゴム」なんです。

本当に所謂輪ゴムなんです。

では一体どこに入っているのでしょうか。

lockgom1

まずロックミシンに輪ゴムをセットします

lockgom2

続いて手袋をセットします

lockgom3

ミシンを二重にかけて輪ゴムを覆っていきます

このように「ロックミシン」という特殊なミシンで手首の一番端に輪ゴムを入れて装着時にめくれたりしないよう抑えているのです。

手首末端の一番分厚い部分に輪ゴムが入っています。弊社製造の13ゲージ軍手にも。

手首末端の一番分厚い部分に輪ゴムが入っています。弊社製造の13ゲージ軍手にも。

輪ゴムってよく手首に着けてたりしますよね。あのような感じですかね。

素でつけるより糸で表面を覆われているのでつっぱり感などは出にくいですが。

もちろん手袋の仕様によっては輪ゴムを入れずに「ロックミシン」のみで仕上げる場合も御座います。

ご興味がある方は是非使用後に廃棄する軍手などを解体してみてみて下さい。

 

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軍手の手首部分のゴム糸について【軍手に関する豆知識】

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こんにちは!

今回の「軍手に関する豆知識」も皆様があまり意識していないかもしれない軍手のある部分、

手首をほどよく締め付ける「ゴム糸」を挿入した部分について簡単に解説を致します!

IMG_5878

今回は軍手の手首、波々になっている部分に注目をしてみようと思います。

軍手を生産する機械では基本的には1パターンの編み方しか出来ません。

先日「軍手の表裏、編目について」でも紹介をしました「天竺編み」です。

 

例えばセーターの袖口はゴム糸が入っていませんが窄まっていますよね?(リブ編み)

軍手など安価な手袋を生産する機械ではああいったことは不可能になります。

手袋編機の天竺編みはプレーンな編み方ですので幅を縮めるような器用な編み方が出来ないのです。

とは言うもののそのまま天竺編みでは手首がゆるゆるになってしまいます。

そこで軍手用手袋編み機では「ゴム糸」を挿入して手首をゆるく締め付けるようにしているのです。

ゴム糸は軽く挿入、要は編み目に引っ掛けられているだけですので(編み目としては編まれていない)軍手の表面には出て来ません。

また一般的に白い軍手には白いゴム糸を使われているのでほとんど目立たないようになっています。

軍手を裏返して見てみますと(度々裏返して頂いてすみません!)

妙に太くて伸縮する糸が入っているのをお分かり頂けますでしょうか。

IMG_5880

7ゲージ軍手ですとこんなに太いゴム糸が入っています。ですが同色なのでほとんど目立ちませんよね。

IMG_5879

分かりやすいようにこちらは綿カラー手袋(レッド)です。手袋の色とは全く違う色のゴム糸ですが表面には出てきておりません。

「ゴム糸」は使い勝手の良い軍手の形を形成するため無くてはならない名脇役なんですね。

ちなみにゴム糸が入っていない昔ながらの軍手は「カフス軍手」といいまして現在では珍しいものになっています。(当社ではお取り扱いが御座いません…)

 

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軍手に左右はあるの?【軍手に関する豆知識】

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軍手に左右の区別があるのか?

と聞かれますとほとんどの方は思うのではないでしょうか。

「気にしたことがなかった」

軍手はどんどん使いどんどん消費するもの。作業によっては左右で劣化に差が出てきます。

そんな時でも左右の区別が無く、入れ替えたりして使えます。

また脱ぎ捨ててその辺にぽいと置いていても装着の際には左右が無いのですぐに着脱出来ます。

じゃあ「製造段階」から左右区別無く作っているのか?

 

そうです。軍手は「製造段階」から左右区別なく作られています。

 

ファッション手袋なんかでは親指の形状に合わせて変化しているので左右の区別が有るものもありますよね。

ですが軍手の場合はそうしたことがなく製造・使用での利便性が高いのです。

DSCF6557

機械から軍手が出て来る様子。常に同じ方向の軍手が出てきます。(暗くて申し訳御座いません)

 

そんな軍手ですが左右がハッキリ決まっているものがありますよね。

そう「スベリ止軍手」です。

「スベリ止軍手」いわゆる普通の軍手にスベリ止のボツボツをつけて加工をしています。

スベリ止加工をする際には左右1セットずつ加工しています。

軍手にスベリ止加工をする様子。左右 1セットずつ機械でシルク印刷されます。

軍手にスベリ止加工をする様子。左右 1セットずつ機械でシルク印刷されます。

大量に加工しても左右同時加工なので数量にバラツキは出ないんですね。

 

7ゲージ軍手のページへ

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軍手の数え方 双とは 打とは【軍手に関する豆知識】

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軍手のことでよく質問を受ける中で多いのが「軍手の数え方」に関してです。

軍手(手袋)の数え方は独特な呼び方があり一般的な◯◯個などとは異なる呼び方をします。

今回はその主たる2つの呼び方「◯◯双」、「◯◯打」についてご紹介を致します。

 

まず初めに軍手の左右ワンペア単位の呼び方ですがこちらは「双(そう)」を使います。

そうです。

ご注文の際に我々軍手業界の者は1個2個と言われますと1双のことかいな?1枚かいな?と迷ってしまいます。

一般的には軍手はワンペアで販売・使用されるものですので「1双(いっそう)2双(にそう)」とお伝え頂けますと幸いです。

 

さてそれではもうひとつの単位「打」についてです。

打?うち?なんだかちょっと物騒な響きですね。

この「打」は「ダース(dozen)」のことを表しています。

「12個だからダースです♪」

とは昔のチョコレートのCMで聞いたフレーズですね。(詳しくはうろ覚え 恥)

これは軍手に限ったことではなくダースのことはよく「打」と略されるようです。

読み方は「ダース」で読んで下さい。

一点注意しなければならないのは軍手の場合は「1打」=「12双」ということ。

つまり枚数で言うと24枚。

1打は「24枚 = 左右12ペア = 12双」ということになります。

 

是非軍手選びの際の数量確認に活用してみて下さい。

 

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3本編軍手について【軍手に関する豆知識】

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本日は『3本編軍手』について簡単に説明をさせて頂きます。

よくホームセンターなどでも見かける定番品『3本編軍手』、何が3本なのか何をもって3本編なのか

3本編軍手を選ぶメリットなど良くは分からない事が実は多いのではないでしょうか。

186to183hikaku1

左が2本編の「186 特紡 良品軍手」 右が3本編の「183 特紡 3本編軍手」

まず3本編軍手の「3本」というのはその名の通り「3本の糸で編んだ軍手」ということです。

じゃあ普通の軍手は何本で編んでいるのか?とお思いでしょう。

一般的な軍手、所謂「普通の軍手」は2本の糸で編まれています。(2本編軍手)

ですが中々一般的な軍手に「2本編軍手」などとは表記されておらず、違いが分かりづらくなっております。

186to183hikaku2

左が糸2本で編んだ「186 特紡 良品軍手」 右が糸3本で編んだ「183 特紡 3本編軍手」

2本編と3本編では同じ太さの糸を使って糸数を増やしているので編まれる糸の太さが1.5倍となります。

そして軍手自体のサイズも変わらないので厚みも1.5倍密度も1.5倍重量も1.5倍となります。

 

そう「3本編軍手」は『厚みが有り丈夫で密度の高い軍手』のことなのです。

 

7ゲージ軍手のページへ (軍手工房で取扱の「3本編軍手」は083183

 

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